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女性の症状に特徴的なトリコモナスを検証

2020年02月23日
病原体

性感染症のひとつであるトリコモナスは、性交経験がなくても感染してしまう恐れがある性病のひとつだということができます。コンドームを使用しないセックスやオーラルセックス、アナルセックスなどで感染することもありますが、これ以外の感染経路でうつることが多いことでも有名です。トリコモナスは温泉施設やプールなどでも感染する可能性がある性病であり、特に女性は特徴的な症状があらわれるので、感染経路や症状について理解しておかなければならないでしょう。

トリコモナスは原虫が原因となって感染する病気であり、この原虫は感染者が座った場所に付着することがあります。つまり、温泉施設のイスや浴槽のフチ、サウナの座り場などに原虫が生息していたとしてもおかしくないのです。またプールサイドや休憩場所のイスに付着している可能性もありますし、トイレの便座にも生息しているケースがあります。これらはイスなどを利用する前に熱湯をかけたり、トイレを利用する前にアルコール除菌シートで拭いたりすることで予防することができるでしょう。性交経験がない子供でも感染してしまう恐れがあるので、子供と一緒にプールや温泉施設を利用する際は、イスなどにお湯をかけることを指導しておくと良いです。

女性がトリコモナスに感染したときは、陰部に痒みや痛みが生じるだけでなく、膀胱に原虫が入り込むことによって排尿時痛を引き起こすことがあります。排尿時痛がひどくなると思うように排尿することができない排尿障害を引き起こすこともあり、とても大変な思いをすることになるのです。おりものに悪臭があるということも特徴的であるので、おりものの悪臭や陰部の痒みなどが生じたらトリコモナスに感染した可能性を疑い、排尿障害まで進行してしまう前に治療が進められるようにしてください。

男性の場合はトリコモナス原虫が尿道に入り込んでも、排尿によって原虫を流し出すことができるケースが多いです。一方で女性は排尿してもすでに原虫が身体の奥に入り込んでいることが多いので、原虫が入り込むとほぼ確実に発症してしまうと言えるでしょう。そうなってしまえば治療するしかありませんので、身体に起きた異変や普段とは異なる症状から病気に感染したことを察知して、病院で検査を受けたり治療を進めたりするようにしてください。

トリコモナスは性行為を行わなくても感染してしまう恐れがあるので、感染経路を知ることで予防に努めることが非常に重要だと言えるでしょう。温泉施設やプールを利用する際や、外出先のトイレを利用するときには特に注意が必要だと言えるでしょう。しっかりと清潔に保たれているような施設であれば、比較的感染するリスクは低いですが、あまり掃除されていないような不衛生な施設の場合はイスなどの備品も手入れされておらず、原虫が生息しやすい環境が整っている可能性もあるので、より注意すべきだと言えます。何も知らない子供は不衛生な場所でも平気で座ったり、性器や肛門を触れさせてしまったりする可能性がありますが、これによって感染する可能性があるので、保護者が指導するようにしましょう。

トリコモナスに感染してしまうと、特に女性はひどい症状に悩むことになってしまうケースが多いと言えます。排尿時の痛みまで引き起こしてしまうと、日常生活に支障をきたすことになりますので、まずは感染予防に努めることが大切ですし、もし感染した場合は早急な検査や治療が求められるでしょう。トリコモナスも恐ろしい性感染症のひとつだと認識して、普段から感染しないように正しい知識を持つようにしたり、公共の場を利用するときには感染しないように心がけたりすることが大切です。